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開発秘話

開発秘話1 酒ボックス開発秘話

初代「酒パック」誕生

宅急便が誕生して間もない1980年(昭和55年)、顧客からひとつの依頼があった−「宅急便で一升瓶を運べないか」。これが「酒ボックス」開発の歴史のはじまりであった。
初代酒パック(当時は酒ボックスではなく、酒パックと呼ばれていた)は、単純に瓶の周囲に緩衝材を巻いただけの簡易なもので積載性も悪く、改良点が多いものであった。

初代酒パック

初代酒パック

クレーム、環境問題 ― 繰り返された改良

JISの最高落下基準をクリアすることを目標に、設計が繰り返された。それから間もなくの翌年1981年(昭和56年)に2代目酒パックは完成した。緩衝材として四角い発泡スチロールを瓶の底と瓶のくびのあたりにはめ、そのまま四角い発泡スチロールがぴたりとはまる箱に収めた。1982年(昭和57年)にはワイン用のワインパックも販売され、この仕様の箱がしばらく利用されることになった。

2代目酒パック

2代目酒パック

3代目酒パック

3代目酒パック

3代目酒パック開発のきっかけは環境だった。緩衝材として使用していた発泡スチロールが問題だった。1993年(平成5年)頃になると環境保護に対する社会的意識が強くなり、発泡スチロールの環境負荷が問題視された。代替の緩衝材として使用されたのは意外なことに段ボールだった。厚みのある段ボールを箱型に組むのがポイントだった。その内装パッドに瓶をはめて、外装箱にセットする。3代目酒パックは段ボールながら2代目酒パックと同じ性能を発揮した。

酒パックから酒ボックスへ

それから5年後の1998年(平成10年)、「有名な地酒のなかには瓶の強度が弱いものがあり対応してほしい」という要望があがった。4代目酒パックは3代目の強化版で、基本的な構造は同じであるが、強度と組み立ての向上を図った。これが現在の「酒ボックス」である。

酒ボックス(4代目酒パック)

酒ボックス(4代目酒パック)