圧縮試験

保管や輸送などの流通過程において、段積みなど箱の上面には様々な負荷がかかります。流通過程における、箱潰れによる製品破損や外観不良を未然に防ぎ、適正な圧縮強度を有している箱かを検証します。試験には想定される圧縮荷重による内容品の損傷を調べる方法と容器自体の圧縮強度を知るために空容器の圧縮試験を行う方法があります。

圧縮試験機

● 圧縮板寸法
1,200 × 1,200 mm
● 最大圧縮能力
5,000 kgf(50kN)
● 圧縮板ストローク
1,000 mm
● 圧縮速度
10 mm/分
● リターン速度
150 mm/分

圧縮試験機

試験方法

例)JIS Z0200 包装貨物 性能試験方法一般通則 圧縮試験を用いた場合
  JIS Z0212 包装貨物 圧縮試験 概要

【方法A】

主として圧縮荷重による内容品の損傷を調べるために、包装貨物の圧縮試験を行います。
圧縮方向は積重ね方向の対面とし、圧縮速度を毎分10mm±3mmとして、次の式によって算出した荷重を加え、直ちに取外すものとします。

 荷重(kg) = 負荷係数 × 供試品の総質量(kg) × (流通時の最大積重ね段数 ー 1)

● 負荷係数

負荷係数区分

※ 参考:保管管理のモデルと荷重係数

保管条件がある程度想定できる場合は、荷重係数の組合せを変更して受渡し当事者間で負荷係数を求めることができます。負荷係数は各保管条件の荷重係数を乗じたものです。 保管管理条件の設定に関しては下表を参考にしてください。

例)「保管管理悪い」「保管期間1ヶ月」「保管湿度90%RH」の場合は、
  負荷係数が「2.0」×「1.7」×「1.9」=6.46となります。

 

負荷係数表

【方法B】

容器自体の圧縮強さを知るため、空容器の圧縮試験を行います。圧縮
方向は積重ね方向の対面とし、圧縮速度を毎分10mm±3mmとして
圧縮を行い、降伏点を確認後、直ちに取外すものとします。

空容器圧縮図